商品番号
5814330
染錦つる朝顔 紅茶碗皿
19世紀欧州で盛んになった「ジャパネスク」は印象派の画家たちに影響を与え世紀末には「アールヌーヴォー」へと繋がります。1900年パリ万国博参加後、初代深川忠次は英国バーミンガムの貿易商「ワット商会」と代理店契約を結び広く欧州へ知られる事になります。
本意匠は、当時の製陶思想そのままに、現代の職人が丹念にリメイクに挑戦、完成させたものです。江戸末期にシーボルトが持ち帰った種子を栽培した朝顔、当時英国貴婦人の間では、朝顔はmorning glory(朝の栄光)と呼ばれ、たいへん人気を博しました。東洋陶磁独自の「釉下彩」手法により、グリーンとブルーを染付けし、高温度焼成により焼き上げた「朝顔図」は宝石のような輝きが魅力的な工芸品です。グリーンの染付技法は日本では珍しく、初代忠次が英国より顔料を輸入して描かせたといわれています。窯の中の雰囲気で微妙に変化する発色は朝顔の繊細さを見事に表現した作品となっております。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[
2,700
ポイント進呈 ]