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ぶどうの意匠は、古今東西を問わず吉祥紋様です。「用の美」 を追求した現代的な形姿に、100年前の下絵技法 「エアログラフ」によるブルーのグラデーションが真白な肌に染め込まれ、現代のブルー&ホワイトとして再現されています。白の間に、調子を取る様に伸びる 「つる」を手描きで入れているのも、一つ一つの表情の違いが器に温かで気韻ある印象を与える為です。熟練した職人の手技による現代のブルー&ホワイトには、明治期以来頑なに変わる事なく伝承してきた工芸品としての魅力が備わっています。
ぶどうの柄は古今東東西で好まれており、「豊穣」「子孫繁栄」など、吉祥の意味があります。 深川製磁の独自の技法である「エアログラフ」によって描かれた絵付はどんなうつわとも相性がよく、和洋問わずお食事に調和する上品なデザインです。
生地の表面を削る手法をしのぎ技法といいます。立体的に削りを入れることで、持ったときの軽さと優れた安定感を感じていただけます。かつて深川製磁では、世界の海を渡った船舶用のディナーセットを製造していました。そこで大切だったのは、美しいことはもちろん、揺れで落ちても割れにくく、持ち運びやすく、洗いやすいこと。丈夫で長持ちする食器作りのノウハウが、ひとつひとつのうつわに受け継がれております。
ブルーワイナリーは、2000年に発売して以来、多くのお客様に愛されてきた、深川製磁の代表的なベーシックライン。造形デザイナー深川篤のデザインによる、「毎日使いたくなる器」は、縁が少しふっくらしたユニークなかたちで、手にもってわかる安心感と軽さは、使い手のことをとことん考えた形状が愛され続ける最大の魅力です。
ブルーワイナリーシリーズは、昭和から平成を迎えた時、時代とともに変化するライフスタイルに応じて食洗機や電子レンジも使える実用性を備えた、美しい染付模様を目指しました。金彩が施されていないので、安心して電子レンジや食洗器にご使用いただけます。
磁器だからこそ感じる滑らかな手触りは使うたびに、心地良さが伝わる温もりがあります。日々の食卓を彩るだけではなく、洗い心地まで上質な気分を味わっていただけます。
和洋問わずどんなお食事のシーンにも調和する上品なデザインはお料理を選ばず、盛り付けたときに品よく見え、お料理の下からちらりとのぞく青い葡萄がアクセントとして、主役であるお料理を引き立ててくれます。この青こそが深川製磁の代名詞と言われる「フカガワブルー」。ラインアップも多く、揃える楽しさもあり、深川製磁の商品をはじめてお使いいただく方におすすめしたいシリーズです。
現在、深川製磁の作品を日々生み出しているのは、明治期に建てられた工房。初代・深川忠次がみずからイギリスで見学してきた、ウェッジウッドの工房を参考に建てられたものです。背景には山、すぐ傍らには小川のせせらぎが感じられ、有田の自然に囲まれた環境は、やきものづくりに最適といわれています。深川製磁は創業以来、生地づくりから絵の具の調合に至るまで、磁器の完成に必要なすべての工程を自社で一貫して行う稀有なものづくりを継承しています。
深川製磁の工房では、粘土を精製するところから磁器づくりが始まります。原料として深川製磁が使用しているのは、熊本県天草地方で採れる上質な陶石。ハンマーやミルを使ってこれを微細に砕き、水分を抜きながら練り上げて、粘土をつくります。出来上がった粘土は、「ろくろ」または石膏の「型」を使って成型。深川製磁では、その石膏型、さらには石膏型をつくるためのもととなる原型から、職人の手によってつくられています。成型したあとは、余分な箇所を削りながら、さらに細かく形を調整。この工程では「1mmの4分の1」の微細なレベルまで感覚的に判断できる熟練した職人の手により、絶妙な角度やカーブに至るまで魂の込もった、美しい造形がつくり上げられます。
深川製磁ならではの澄み切った青色をつくり出すのは、コバルトなどの鉱物から調合した絵付け顔料「呉須」。この一色で微細な陰影、濃淡まで表現することを可能にしているのは、職人の経験と技。ときには何本もの筆を使い分けながら、繊細な筆使いで器に生命を与えてゆきます。この染付の工程を担う職人をはじめ、深川製磁には7人の伝統工芸士が在籍しています。絵付けに使われる絵の具には約600種類の色があり、そのほとんどが自家調合の深川オリジナルです。絵の具の調合には専門の職人がおり、毎日異なる気温や湿度によって微妙な調節をほどこしています。
用の美を追求した現代的な形姿に、熟練の職人達がバトンを繋ぐように百年前の下絵技法「エアログラフ」を用いて、ブルーのグラデーションを真白な磁器肌に染め込んでいき、現代のブルー&ホワイトとして再現されています。
ぶどうの蔦には丁寧な毛彫りを施しており、仕上げに調子を取る様に伸びる「つる」を滑らかなフリーハンドで描いているため、一つ一つの表情の違いがうつわに温かさと気韻ある印象を与えています。
やきものの表面を覆う薄いガラス質を釉薬といいます。呉須で描いた下絵や釉薬をかけると見えなくなりますが、焼きあがった後には、美しい磁器肌のつやが出て、紋様が浮かび上がってきます。施釉がお皿の中央に溜りができないように、均等化して平らにします。
深川製磁では、一般的な磁器の焼成温度よりも50〜100℃ほど高温となる約1350℃で焼き上げます。わずか50℃の違いでも、磁器はより液体に近い不安定な状態となるため、リスクと難易度はぐっと上がります。13〜14時間にもわたる焼成中は、職人が絶えず火の色を見ながら、最適な温度と窯内の環境を保ちます。「フカガワブルー」と呼ばれる鮮やかな青、そして光にかざすと透けるほどの透白磁。ほかに類を見ない美しさは、たしかな技術によって支えられたものです。
深川製磁の裏印は、「富士に流水」です。明治の創業時に初代深川忠次が、世界一のやきものづくりへの想いを込めて、日本を代表する富士山に流れる水をモチーフとした裏印を記しました。深川製磁の裏印「富士に流水」には、100年以上前に忠次が求めた技と美感が、現在も脈々と息づいています。
佐賀県有田は、日本の磁器発祥の地。有田で最初に磁器が焼かれたのは1616年。豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に鍋島藩主が連れ帰った陶工が、磁器の上質な原料となる陶石を有田の泉山で発見し、磁器の製作が始まりました。江戸時代にヨーロッパの王侯貴族に愛された「伊万里」は、ここでつくられ伊万里港から輸出されたやきものです。深川家は、1650年頃よりこの有田で代々窯焚き業を営んできました。そして、明治27年(1894)に深川忠次によって設立された窯元が、深川製磁です。開窯以前から、若くして渡欧を重ねていた忠次は、ドイツのマイセンをはじめとする各国の窯元が台頭している様子を目の当たりにし、「世界一のやきものづくり」を目指すようになりました。そして、有田の伝統的な技法に欧州から取り入れた先進技術を加え、日本の美観を表現した独自のデザインを追求します。
ブルーワイナリーは発売以来、多くの方に愛されてきた深川製磁の代表的なベーシックライン。豊かな実りを表すぶどうを100年の伝統を持つ染付技法で表現しています。「身近な工芸」、「用の美」を目指したブルー&ホワイト。普段の料理はもちろん、おもてなしの料理でも品よく、そしてやさしさを感じるうつわ。ユニークで温かみのある形状と余白に美を感じる染付のぶどう柄は、毎日の食卓をやさしく彩ります。
大切な人を想う気持ちをうつわに込めて。熟練の職人がひとつひとつ真心を込めて、丁寧にお包みいたします。ご結婚式の引出物やご出産御祝、節目の御祝はもちろん、仏事の返礼品や企業様の記念品、海外進物(国内発送)などご要望に応じて承ります。
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用途に応じてお選びいただけます。蝶結びは、何度でも結びなおせることから、何度繰り返しても良いお祝い事やお礼などに用います。従いまして、お見舞や快気祝い、結婚祝いなどでは用いません。水引は奇数が基本ですが、婚礼の場合のみ「両家の結びつき」となり、10本結びを偶数と捉えるのではなく、奇数の5本の束が2つ合わさり10本となります。「紅白結び切り」は「紅白蝶結び」とは違って、結び目が簡単にほどけません。一度きりであってほしいお祝い事に用います。通夜や葬式の香典、法要のお供え物などには「白黒結び切り」を用います。地域によって黄色と白の水引が使われる場合がございます。
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サイズは特小サイズ(縦20㎝×横24㎝×マチ10㎝)、小サイズ(縦27.5㎝×横32㎝×マチ10.8㎝)、中サイズ(縦31㎝×横35㎝×マチ17㎝)の3種類をご用意しております。手提げ袋に描かれているのは、芸術室相談役であった深川巌がパリの「チェルニスキー美術館」を訪れた際に、陶磁器の研究のために残したスケッチ。中国皇帝の宝飾品「玉」や日本の工芸品など明治期に収集された東洋美術品のコレクションが収集されたMusee Cernuschi PARIS、エントランスには初代深川忠次の染付作品が展示されています。
リピート率No.1の秘密には、重ねたときに高さがでないこと。厚みがしっかりしているので、食器棚の中で枚数が増えても安心して重ねられます。
耐熱性を施していないため、急激な温度変化によって破損につながる場合がございます。高温調理後は、十分に冷ましてから水につけるなどご注意ください。
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