暮らしに馴染む「しのぎ」の器と温もりが伝わる「丼」の魅力－

これから寒くなる季節に嬉しい「丼どんぶり」。
皆さまがお使いのどんぶり鉢にはどんな特徴がございますか。
お米文化がある日本だからこそ、「丼」という器が生まれた独自の食文化。
手にフィットするかたちづくりから、個々の特性、絵付け、削りまで、職人による手仕事が込められ完成します。

今回、深川製磁は普段の暮らしに馴染む丼をご紹介します。
和食器ならではのつるんとした磁器の滑らかさを感じる麺丼・中丼・深丼・そして福丼たち。
軽さ、深さ、お好みのデザイン、そして持ち手の良さなど、使うたびに温もりを感じる
お気に入りの丼に出会ってみられませんか。

程よい厚みと「しのぎ」が魅力な麺丼

生地の表面を削る手法を「しのぎ技法」といいます。
立体的に削りを入れることで、持ったときの軽さと優れた安定感を感じていただけます。
丈夫で長持ちする食器作りのノウハウが、ひとつひとつのうつわに受け継がれております。

最大の魅力は、釉薬がしのぎ彫りの凹みに溜まることで、陰影が生まれること。
しのぎ彫りの凹凸で、滑りにくく安定感があるので世代を問わず安心してお使いいただけます。
また、程よい厚みがあるので、具材の熱が冷えにくいのも嬉しいポイント。
口径が広めなので食材を盛り付けやすく、海鮮丼やガパオライス、そしてラーメン鉢に最適です。

つるんとした磁器肌に描かれた美しい紋様の中丼

明治期から大切に描かれている紋様を丁寧に描いています。
どんぶりの内側は透明感のある白さが際立ち、どんな具材も引き立たせてくれます。
また、持ったときの手持ちの良さを感じていただくために、職人の手仕事により極限まで表面を薄く削ることで
高台(底)部分も滑らかな質感が生まれます。
スタッキングしやすいので、省スペースで収納可能。
その日の気分で絵柄を変えたり、ご家族でお好みのデザインをお使いいただくと普段の食卓が一層華やかに演出してくれるでしょう。

深みと軽さが使い手の心を擽る深丼

秋を漂わせるデザインから古典模様が楽しめる深丼。
深みがあるので、あったかいおうどんや食欲をそそるおしゃれなカフェ風丼もアレンジ次第で豪華に演出。
思わず手のひらでうつわを包み込みたくなる、そんな至福のひと時を味わっていただけます。
絵付けに金彩がないので、電子レンジや食洗器対応も使えるポイントです。